臥雲橋(重要文化財)
山内に入るには、数多くの門が設けられているが、JR、京阪電車の東福寺駅より徒歩で5分位で、屋根付の純木橋を通り、この橋を渡って、日下門へと進むのがお勧め。 |
日下門(有形文化財)
切妻造り、本瓦葺きの四脚門で、先ずはここで周囲の眺望を楽しみたい。 |
通天橋
本堂から開山堂へと結ぶ橋廊で、通天橋から見下ろす赤く染まった紅葉は絶景として有名。現在の橋は1959年(昭和34)に台風で倒壊した後、1961年(昭和36)に再建されたもの。 |
通天橋から
橋の中央部分にある「張り出し部分」から望める絶景スポット。 |
偃月橋(重要文化財)
通天・臥雲橋とともに三名橋と云われ、最も上流に架かる木造橋廊で慶長8年(1603)の建築。 |
イブキ(天然記念物)
高さ16.5m、胸高幹周3.36m、枝張り東西は10.5m、南北に8mある東福寺の名木。江戸時代には既に古樹として知られていた。 |
洗玉澗
境内の一部が深い谷になっている、その渓谷が洗玉澗と呼ばれ、紅葉の名所になっている。 |
紅 葉
広い境内には2000本を越えるカエデが植えられており、いたる所で赤色に染まっている。紅葉だけでなく、境内のあちこちに美しい苔が見られる。 |
紅 葉
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紅 葉
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三 門(国宝)
三門とは三解脱門とも呼ばれ、「空門・無相門・無作門」を表している。応永32(1425)室町幕府4代将軍足利義持による再建。扁額「みよう雲閣」は足利義持筆。楼上内部には諸仏が並び、天井や柱には明兆と弟子による極彩色画が描かれている。 |
本 堂(仏殿兼法堂)
明治14年(1881)の火災で仏殿と法堂を焼失。現代の本堂は昭和9年(1934)築の重層入母屋造の大建築。天井の蒼龍図は堂本印象作。 |
禅 堂(重要文化財)
正平・貞和2/3(1347)再建。我が国最古最大、中世から遺る唯一の座禅道場。鎌倉風の華頭窓が美しい。 |
禅 堂(入口)
切り妻のきれいな建物です。 |
鐘楼・経堂(重要文化財)
漆喰壁に覆われた室町後期の建物。銅鐘(重文)(現在は収蔵庫に収蔵)は平安初期の鋳造とされ、もと西寺の遺物と伝わる。 |
庫 裏
寺務を行なったり、行事の時に食事を用意したりする場所。明治14年(1881)の火災で焼失、明治23年(1890)に再建された。 |
愛染堂(重要文化財)
朱塗りの柿(こけら)葺き八角円堂。南北時代の建築。昭和12年万寿寺より移された。愛染明王を祀る。 |
八相の庭(国指定)
作庭家・重森三玲(1896〜1975)によって昭和14年(1939)に完成されたもので、近代庭園の傑作とされる。「八相の庭」の名は、方丈を囲む四方の庭に表現された「蓬莱」「方丈」「瀛洲」(えいじゅう)「壺梁」(こりょう)「八海」「五山」「井田市松」「北斗七星」の八つのポイントを「八相成道(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)」に因んで命名されたもの。 |
南 庭(八相の庭)
仙人の住む蓬莱、方丈、瀛洲、壺梁と呼ばれる四仙島を巨石で配し、西側には五山になぞらえた築山を置き、壮大な世界を表現している。 |
西 庭(井田の庭)
さつきの刈り込みと砂地とを葛石で区切り、市松模様「井田市松」が配されている。 |
北 庭(市松の庭)
平安時代から貴族に好まれた市松模様をモチーフにして庭園を作っている。 |
東 庭(北斗七星の庭)
雲文模様地割に円柱の石で星座の「北斗七星」を表現している。 |
勅使門(国宝)
天正18年(1594)建築。現在常時閉ざれているが、天皇の勅使を迎えるときに使われていた。 |
六波羅門(重要文化財)
鎌倉時代前期のもので、六波羅にあった平家の邸宅(六波羅第)の門を移築したもの。六波羅門からの最寄り駅は京阪電車の鳥羽街道駅で徒歩約7分。 |